胡蝶蘭の越冬方法で気をつけるポイントとは?

数多くの花の種類の中でも別格と呼ばれる「胡蝶蘭」。

蝶々が舞う姿をモチーフに名付けられた花びらが綺麗に整列している鉢植えは、観ている人々を魅了します。

フラワーショップで展示されている胡蝶蘭は誰の目にも止まる、圧倒的な存在感があります。

贈り物としても胸を張って、お勧めできる人気の花です。

豪華なイメージの花だけに、自分で育てていくには難しそうと感じる人も多いはずです。

しかし胡蝶蘭には強い生命力が備わっていて、満開期を終えても再び華やかに咲かせることができるのです。

一般的に管理が難しいとされている冬の時期はどのように栽培したらいいのでしょうか?

胡蝶蘭の越冬方法として、理想的な温度管理や水やりで気をつけるポイントを紹介していきます。

◾️胡蝶蘭が冬を越すために準備するものは?

寒さが苦手な胡蝶蘭はお住まいの地域によって、気をつけるポイントが違います。

保管する場所によって湿気や温度の状況が異なるため、一概にここで管理すれば大丈夫と言い切れないのです。

そのため室内の気温や風通しについても、保管する前に確認していただきたいのです。

最近では、テラスやサンルームを洗濯物を干すスペースとしてではなく、草花の栽培として楽しんでいる方も見られますね。

1日の気温差が激しい地域では、窓ぎわや玄関近くに置きっ放しにしておくと一晩で花が下向きに萎れてしまうことがあります。

夜になると冷気が直接当たることで、花が凍ってしまうのが原因です。

日中は直射日光を避けたカーテンのある窓ぎわでも大丈夫なのですが、気温がぐっと下がる夜には冷気から守ってあげる対策が必要です。

使っていない毛布や、なければダンボールでもいいので、胡蝶蘭の鉢を覆ってあげましょう。

寒さ対策が必要な気温は15度が目安になります。

またお天気の良い日に外に移動される方もいらっしゃると思います。

しかし胡蝶蘭の葉っぱに、葉焼けと呼ばれる変色がおこる場合があります。

一般的に高温多湿の環境下で栽培される胡蝶蘭は直射日光に強いわけではありません。

傷みのひどい部分を切り落として保管場所を移す必要があります。

 

◾️冬の間の胡蝶蘭の水やりのポイントとは?

冬の時期の水やりは、温度管理ほど神経質にならなくても大丈夫です。

水やりのタイミングを見極めるのが鉢植えの表層部の土の状態です。

乾燥している時に、コップ1杯ほどあげたら風通しの良い場所で管理します。

毎日あげるというよりは、一度水やりをして表面の土が乾燥するまでは放ってくということです。

あまりに水をやり過ぎると根腐れをおこし、再び咲かせることが難しくなってしまうのです。

こまめにみてあげることは大事ですが、頻繁に水やりをして失敗してしまうケースも少なくありません。

また寒い地域であれば、冬にあげる水はぬるま湯にしてあげましょう。

冬の間の栽培は、こうしたポイントをおさえておけば肥料をあげる必要はありません。

◾️もしも胡蝶蘭に異常が見られたらどうすればいいの?

どんな花でも気温・風通し・水やりが綺麗に咲かせるポイントですが、異常があれば葉や花びらに現れるはずです。

胡蝶蘭においては、どんなことに気をつけてあげればいいのでしょうか?

胡蝶蘭がかかりやすい病気についても知識を深めておきましょう。

胡蝶蘭の病気で疑われる原因は、バクテリアなどの細菌性のものとカビによる腐食のふたつです。

特に厄介なのが細菌性の病気で、進行が進むと復活が難しいのです。

バクテリアやカビを発生させる環境下では、一つの株から周りの株にも感染します。

細菌性の病気にかかったか見極める部分として、葉に淡い茶褐色の
斑点が見られるようになります。

これは軟腐病といい、その名の通り、葉がシナシナと柔らかくなり、範囲が広がっていくのです。

葉先に症状が出ている段階で早く見つけられれば、葉元までの進行を防ぐことができます。

この場合に葉を切り落とすことが望ましいですが、そこから細菌が侵食する場合があります。

そのため水やりを間違えてしまうと、細菌を余計に繁殖させてしまい、葉が落ちて茎にも変色がおこります。

茶色くなったからと、湿ったハサミで切り落とすのはタブーです。

患部を切り落とすハサミもお手入れしておきましょう。

◾️まとめ

胡蝶蘭に霧吹きをかけて頻繁にお手入れをするイメージとは違うことに気づいた方も多いのではないでしょうか?

つまり良かれと思って手をかけることが、カビを誘発して細菌も繁殖させる場合もあるのです。

あまり気負いしないで、胡蝶蘭の美しさを鑑賞したいものです。

乾燥したら水をあげるというシンプルな思考で、1週間に何回とか決める必要はないのです。

ただ前述した通り、些細な変化に対応するのが早ければ早いほど、深刻な事態を避けることができるのです。

「手をかけすぎず、目をかけてあげる」のが寒い時期の胡蝶蘭をトラブルから守るポイントです。

神経質になりすぎず、胡蝶蘭そのものの生命力を信じてあげましょう。